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『ユッコ』のひみつ

せっかくなので、展示の見所というか、周りの動きもちょっとずつ報告していこうと思います。ちょっとテーマがテーマだけにですね、身の回りで不思議な事がおこってまして、、、。

今回のDMにでてくる『ユッコ』というキャラクターなんですが、
heronito.com/
ヘロニトというweb漫画でたけのくんが連載しているファンシーガールという作品の中にでてくるキャラなんですが、全く予想してなかったんですが、80年代に投身自殺したアイドルがいまして、岡田有希子さんといいます。この方の愛称が『ユッコ』だったんですね。ちょっと偶然とは思えず、ギャラリーの方と一緒に凍り付きました。言ってないんで多分たけのくんもまだ知らないと思います。ショックを受けるので、コレからも言いません。

展示全体のテーマは「見えないもの」です。(作品は見えます)
イメージ、ファンタジー、祈り、感情、霊的なもの。
人間を動かしている見えないもの。

作家の一人がアイソレーション・タンクに入ってくるといっており、戻って来れなくなる事を心配していますが、たぶん考えすぎでしょう。

なぜ、いまこのテーマなのかについても考えながら進めております。展示を通して皆さんといろいろなお話ができれば幸いです。

ぜひよろしくおねがいします。

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「幽体離脱しちゃったみたい。」

yutai_dm_omote
てんせんめん初の企画展示「幽体離脱しちゃったみたい。」を行います。
各アーティストが新作で挑む!ちょっと不思議な展示をぜひご覧下さい。
東京都現代美術館からも歩いて10分くらいです!
 

 
【会期】2013 年 4 月 13 日|土|‒5 月 19 日|日|
【時間】11:00 ~ 19:00 (月曜休廊)
【入場】無料
【会場】〒135-0042 東京都江東区木場 3-18-17
1F EARTH+ GALLERY
2F gallery COEXIST-TOKYO

「えっ!もう一人のワタシがいる!?」誰もいない放課後の教室で目を覚ました『ユッコ』。片想いの小林くんの机で、うたた寝をしちゃったんだった…。ユッコの家は神社だけど、幽体離脱しちゃったのは初めてだナ。一体どうなっちゃうんだろう!本展覧会は現代作家の作品とシリーズ講座によって「見えないもの」のありかたを問う、知的探求エキシビションです。

 この度、EARTH+ GALLERY/ gallery COEXIST-TOKYO では、メディア・アーティストとして活動する佐藤哲至を中心に、イムネ申(早瀬交宣・佐藤哲至)、映像アーティストの越田乃梨子、80年代のマンガ・アニメを再現するアーティストのたけのこうしろう等を迎え、メディア・アートの現在と未来を探る展示を行います。

 本展覧会は、「見えないもの」の影響をテーマに、80-90 年代に子ども時代を過ごした現代作家の作品と、心理学や工学などの知見 からその影響を探ろうとするものです。時代性や、イメージといった「見えないもの」は、宗教、文化、経済、政治といった抽象的な人間の社会基盤の根幹を支えている要素です。にもかかわらず、現代においては「見えないもの」の存在を社会から極端に遠ざける傾向にあります。80 年代から 90 年代という作家の生きてきた時代の空気、精神性を伴わない物質的な世界のあり方をまるで「幽体離脱した状態」ととらえ、見つめ直すことで、これからの「見えないもの」のあり方を問う企画展です。

 また、会期中は4回にわたるシリーズ講座を開催します。多彩なゲストを迎え、アーティスト自身が表現の現在を楽しく、かつ真面目に語ります。

主催:EARTH+GALLERY/gallery COEXIST-TOKYO
企画:てんせんめん tensenmen.com

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ゴームリーと幽体離脱

デザイナーの鈴木くんが、雑誌のスクラップからアントニー・ゴームリーの記事を見つけてみせてくれたのですがとても面白い事が書いてあったので引用します。

彼にとっての作品は、彼自身のコピーや再現でもない。「私」自身を「他者」として見る装置なのだ。彼はそれを「幽体離脱をつくるということです」とも説明した。

面白いですね〜。アントニー・ゴームリーはケンブリッジで人類学と美術史を学んだあと、スリランカで仏教を学んだという経歴の持ち主ですが、カトリックの一神教的な思考を拒絶する自分が常にいて、それが、自身を客体化して見るまなざしを育んだんだと推察します。強い社会的なバイアスにおいて、個人がとりこぼれてしまうという事はいつどこでもありますし、それも大きな問題提起ですが、取りこぼされる事を否とせず、幽体離脱によって、自分を見つめ直すという行為で、自分自身を肯定し、人間に一般化していくところにゴームリーのすごさを感じますね。